お誕生日

一個前に書いた友達と、先日2人でお誕生日アクティビティをしてきた。

 

彼女からの要望は色々案があったが、アフタヌーンティーに2人で行くことになった。

ちなみに案の中にあった「富士山に行く」も彼女は捨て難いらしく、既に来年執り行おうと言っている。

私は体力がお粗末なので、フルで登ったら生きて帰れないと思う。途中まで車で行ったりして、いい感じにショートカットして挑みたい。

 

私からの要望は、お揃いのアクセサリーを買いに行こうというものだった。正直アフヌンで合同アクティビティかなぁと思っていたら何がしたい?と聞かれた。

生来重たい女なのか、彼女に対してはお揃いにしよう!と言いたくなってしまう。だって、身につけているだけでずっとそばにいるかのような感覚があるから…。向こうからは要望されたことがないけどね、ははは。

でも一緒にやってくれるし、ますます仲は良いままなのが暗黙の肯定と信じている。

 

さて、彼女の要望を叶えるために私は研究室同期のアフヌン有識者におすすめを聞き、予約した。アフヌンの前に一緒にコトモノマルシェに行って、イヤリング/ピアスを探した。彼女はピアス、私はイヤリングなのでまあこういう時に探すのが大変なのである。

結局選べなくて、二種類にした。猫は完全にお揃い、スティックの方はややデザインが違う。写真が横向きなのを直すのが面倒だからそのまま載せる怠惰さを許してほしい。

 

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アフヌンは、彼女は行ったことがあるみたいなのだが、私は初めて。エレベーターホールからして圧倒され、2人で大緊張した。ラフな格好のおじさんが来てくれて助かった。緊張が少しほぐれた。

別にサイゼでだってマックでだって私たちはずっと話せるし、ホテルのアフタヌーンティーに来たところで話す内容が高級になるわけじゃない。

まあとにかく、ぽつりぽつりと最近の話をして、全部美味しいし飲み物もすごいぞ…!と感動しながら味わってきた。結構ボリュームがあるんだね、アフタヌーンティー

 

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アクセサリーは彼女が、アフヌンは私が出したのだが、結局お互いに一万円ずつくらい使った。金額の話なんて野暮だとは思うが、この金額は女子大学(院)生同士としては高額な方なんじゃないだろうか。

カップルならいざ知らず。あの人たち普通にホテルとか行くよね〜。不思議な風船置いたりしてさ。

私は全く後悔はないし、むしろ幸せだなと思う。

このところ、イヤリングは買ってもらったどちらかを毎日つけている。

 

 

昨日、中高の友達が“女同士のクソデカ感情”の話をしていた。中高が女子校で、付属の小学校も女子校だから、正直女同士のあれやそれやには事欠かない環境だった。色んなところで重たい感情を持ち合っている2人がいただろう。〇〇ちゃんが1番好き!と言ったりして感情は膨らんでいく。

でも大学に行って、彼氏ができたりして、自分が蔑ろにされていくことに絶望する、という案件は後を経たないらしい。その友達も、気づけば自分より彼氏を優先されて絶望したらしい。

 

私と彼女はどちらも彼氏、というかお付き合いしている人がいない。いたこともない。自惚れかもしれないけれど、この10年、一番近い友達はずっとお互いだったと思う。

共通の友人が、私だけを知っている第三者に、彼女のことを「〇〇(=私)のマブ」と紹介しているくらいだ。この話は内心、結構嬉しかった。

彼氏ができてないのもあるかもしれないけれど、私の方は彼氏かという熱量で入れ込んでいる推しもいる。それでも彼女を蔑ろになんてできるわけない。

話がまとまらないが、とにかく、私たちの友情はよくある話のように男性によって引き裂かれてはいない。

 

これはひょっとして、口に出さないからではないかと思った。「好きだよ」なんて友達でも恋人でも言うのは簡単。でも私たちは言わない。

グループの中でなんとなく隣にいる。当たり前のようにお揃いをする。深夜まで、サイゼやマックでいくらでも話せる。相手の悪いところをちゃんと分かってて、時には面と向かって言って、それでなんにも変わらず仲良くする。愚痴を聞いて、あんためんどくさいねと正直にコメントする。推しの舞台を一緒に見てほしいと言う。スマホのホーム画面は自分たちのツーショット。〇〇に行ってみたいという話が、気づけば一緒に行く話になる。家族のこと、全部言える。

全部の積み重ねが、相手が大事だってことを作っている。

驕った表現だが、私と彼女はその意味で素敵な関係性の中にあると思う。